「道の途中の公園で」
作・画 : TAKORASU
(2002年 初夏)



ボクは偶然、途中の公園で彼女を見つけた。



「猫のタマ君だよ。たぶん、女の子だね。」

「あ…そうか〜、じゃあタマさんになるんだね〜」


そんな事、どうでもイイと思うんだけど。


「ダメダメ、猫のタマさんに失礼だよ。」


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「はぁ〜…」


ボクは何度目かのため息をついて

ボンヤリと公園とビルと鳩と猫を眺めていた。

別に何ががあった訳ではない。

何もできない日常と自分に思わずってヤツだ。




「ため息をつくと幸せが減るんだって」

「君はまた損しちゃったよ〜」



そんな事を呟きながら、彼女は立ち上がる。



奇跡は待ってもたずねて来ない〜

祈るだけでも何も起こらないさ〜…♪


…だったけ?

うん。

確かそうだった〜


勝手に何かを理解して頷き

周りの事なんてまるで気にせずに

彼女は何かを見つけては微笑んでいた。



「そろそろ、時間なんだ。また会えるとイイね」



そう言って、彼女はボクと別れ、

ボクも違う道を歩き出す。




残った猫のタマさんは

今日も夢を追いかけて寝ていました。



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